日本技術士会様とDEI記念鼎談「なぜ今、DEIを宣言したのか?」

日本技術士会のDEI推進宣言に際して、記念鼎談を実施
公益社団法人 日本技術士会様は、2025 年4月には、「多様・多彩な技術者、技術をつなぐプラットフォームとして、誰もが能力を発揮し、誰もがその人らしく生きられる社会の実現に貢献」を目指し、『日本技術士会DEI推進宣言』を公表されました。それに合わせて、 男女共同参画推進委員会を、DEI委員会に改称されました。それを記念し、2025年8月25日に同会会長 黒崎様と同会 DEI 委員会委員長 飯島 玲子様、株式会社クオリア 代表取締役の荒金雅子による鼎談が開催されました。
技術士とは
技術士は、日本の科学技術における最高位の国家資格で、科学技術に関するほぼ全ての分野(21 の技術部門)をカバーしています。国際的にも技術士=Professional Engineer(PE.jp)として信頼される資格です。技術士の登録者数(実人数)は 102,347 名で、そのうち女性は 2,747 名(約 2.7%)、公益社団法人日本技術士会の会員数は 19,391 名、そのうち女性は 674 名(約 3.5%)です(いずれも 2025 年 3 月末)。
引用:公益社団法人日本技術士会の DEI 活動
日本技術士会様は、2011年より男女共同推進委員会を設立、科学技術分野での科学技術分野における女性のキャリアパイルライン構築にむけ、様々な活動を継続されてきました。
『「なぜ今、日本技術士会がDEIを宣言したのか?」 ~未来への第一歩~』と題した本鼎談では、以下のようなテーマについて活発な議論が交わされました。
- DEI 推進宣言の狙い
- 科学技術分野におけるDEI推進の効果
- ダイバーシティ実現の課題
- リスク管理の観点からのダイバーシティの必要性
- 科学技術の世界で、どのように多様性を高めるか
本鼎談の詳細は、日本技術士会様の公式WEBページにて公開されています。科学技術分野におけるDEIの未来を考えるうえで、非常に示唆に富んだ内容となっています。ぜひご覧ください。
鼎談を終えて(当社代表・荒金の考察)
数年前に、日本技術士会様でアンコンシャス・バイアスの講演をさせて頂いたご縁がつながり今回の鼎談となりました。
実は昔、小さな都市計画コンサルタント会社で働いた経験があります。当時には珍しくまちづくりに「ジェンダー平等の視点」を入れることに積極的な会社で、都市計画のみならず様々な分野にジェンダーの視点を入れる大切さを学ばせてもらいました。
巡り巡ってこのような機会を頂いたことに感謝するとともに、技術士の皆さんがDEIの推進に取り組み、日本の技術革新に一層の貢献をされることを期待しています。
鼎談概要
- 日時:2025 年 8 月 25 日(月)13:00~14:00
- 方法:対面
- 場所:機械振興会館 211 会議室
- 主催:公益社団法人 日本技術士会 DEI 委員会
- テーマ:日本技術士会 DEI 推進宣言の実践に向けた取り組み
- 登壇者
・日本技術士会会長 黒崎 靖介 氏
・日本技術士会 DEI 委員会委員長 飯島 玲子 氏
・株式会社クオリア代表取締役 荒金 雅子 - 司会進行
・日本技術士会 DEI 委員会広報小委員会小委員長 前澤 峰雪 氏
日本技術士会様のような業界団体での講演実績に基づき、貴社の課題に合わせたDEI推進、アンコンシャスバイアス研修、講演などをサポートします。「まずは何から始めたら良いか分からない」といったご相談も歓迎です。 お気軽にお問い合わせください。
