【読売新聞掲載】弊社代表・荒金が語る「組織の無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」と人材流出

2025年11月15日(土)付の読売新聞 朝刊(解説面・15面)にて、弊社代表 荒金雅子の取材記事が掲載されました。
本記事は、社会課題に精通する編集委員・吉田尚大氏による取材・執筆で、『性別による無意識の思い込み』が地方の人口流出、特に女性の転出超過に関して与える影響に関して、述べられています。記事内で、荒金は「地方から都市部へ女性が流出してしまう背景にある、地域社会の無意識の偏見」について専門家としてコメントしています。
読売新聞掲載の概要
- 掲載紙: 読売新聞(2025年11月15日付)
- 掲載面: 15面 解説・言論「性別『無意識の思い込み』背景」
- 主な内容: 記事では、女性の転出超過が続く背景に、進学や就職といった経済的理由だけでなく、「家事・育児は女性がするべきだ」「事務作業などの簡単な仕事は女性がするべきだ」といった、性別に基づく固定的役割分担意識(アンコンシャス・バイアス)があることを指摘しています。
- 執筆・取材: 編集委員 吉田 尚大 氏
「悪気ない言動」が、人材を流失させる
記事内(新聞記事の図解)でも性別役割分担に関する無意識の偏見について、紹介されていますが、このような事例は同質性の高い企業においても日常的に起きています。
・「女性ならではの気配りだね」(良妻賢母的な役割の押し付け)
・「君には無理させられないから、このプロジェクトは外しておいたよ」(過剰な配慮による成長機会の剥奪)
・「(女性社員に対して)お茶出しをお願いできる?」(無意識の役割固定)
これらは、一つひとつは些細なことに見えるかもしれません。しかし、言われた側や行動を受けた側にとっては「蚊に刺されたような痛み」が蓄積し、最終的には「ここでは自分は正当に評価されない」「この組織に自分の居場所はない」という諦めに変わります。
これは近年注目されている無意識の思い込みが言葉や言動に表出したもの、「マイクロアグレッション(無意識の偏見による攻撃)」であり、その結果が、地方であればその結果としての「転出(人口流出)」であり、企業であれば「離職(人材流出)」です。
無意識の偏見によって生じる問題は、地方自治体/企業問わず、女性活躍推進や人口減少などの日本全体に関わる問題に通底する課題です。
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