ダイバーシティ&インクルージョン

貴社の働き方改革は大丈夫?

近年、急速に関心が高まっている「働き方改革」。その効果は、というと今ひとつ実感できていない企業も少なくありません。それどころか、次のような声も聞こえてきます。

「育休制度、短時間勤務制度を充実したせいで取得者が急増し、現場が回らなくなってきた」
「労働時間管理を徹底し残業削減に取り組んだが、逆に仕事がやりにくくなった、とか管理されているようでやる気が減った、と言う声が多くなった」
「働き方改革をやって本当に生産性があがるのか、売り上げが落ちるのでは?と、管理職から反発の声が出ている」

 このようなことが起こっているとしたら、貴社の働き方改革は間違っているかもしれません。今までの働き方改革では結果のでなかった人事部・働き方改革のご担当者は、ぜひ一度ご相談ください。クオリアは、働く人と組織双方へのアプローチで、成果のでる働き方改革を支援しています。

働き方改革がうまくいかない3つの理由

クオリアは20年以上に渡り、組織の働き方改革やワークライフバランスの実現に取り組んできました。様々な企業様をご支援する中で、なかなか成果がでない働き方改革には、次の3つの要因があることがみえてきました。

1.「働き方改革」が、勝つための経営戦略という位置づけになっていない

企業が働き方改革を迫られている背景には、少子化による人材獲得競争の激化や、社員の多様性(価値観やライフスタイルの変化)だけではなく、「長時間労働で成果を出してきたビジネスモデル」がもはや通用しなくなった、という現実があります。「生産性=量(時間)」から、「生産性=質」が求められる時代には、「長く働く」ことよりも「賢く働く」ことがより重要となります。
企業が現在抱えている様々な課題(労働力不足、イノベーション不足、コミュニケーション不足、生産性向上、多様性マネジメント)を解決するヒントは、働き方改革にあります。働き方改革は、単に残業削減や長時間労働抑制という問題解決型のテーマではなく、時間という資源の使い方を変えてイノベーションを生み出す経営戦略でもあるのです。
その重要性に気づかずに、単に仕組みや制度を導入してもうまくいかないのは当然でしょう。

2.働く人のための改革になっていない

働き方改革の目的は、この取組によって生産性を向上させ経済を発展させることにあります。これまでの制度や仕組みでは、時代や経済環境の変化に対応できなくなってきたのです。
働き方改革の代表的な施策としては、長時間労働の是正や残業削減、有給休暇の取得促進、育児/介護休業制度等の充実があります。制度や仕組みが強化される一方、見過ごされがちなのは、その施策が本当に働く人の働きがいや働きやすさにつながっているか、ということです。例えば、育児休業制度や短時間勤務制度を充実させることは、長期的に見れば取得者の成長の機会が失われる可能性があるなど、キャリアロスにつながることもあります。働き方改革には、働く人の多様な価値観やライフスタイルに合わせた柔軟性が不可欠になります。結果のでる働き方改革をすすめるためには、まずは働く人の立場に立った施策が必要です。

3.働き方改革を受け入れる組織風土が育っていない

働き方改革が進まない組織に共通しているのは、過去の成功体験にとらわれ変化することへの抵抗を示す人がいたり、上意下達的な一方的な施策の実施が行われていたり、社員の中にあきらめや無力感が漂っていることです。
働き方改革には、「働く場所(組織)の柔軟性」と「働く人(社員)の自律性」が欠かせません。
農業に例えるならば、働き方改革の施策は種、組織風土は土壌のようなものです。また、コミュニケーションを頻繁に行い職場の関係性の質を高めることは、肥料や水をまき雑草を抜く作業につながります。いくら制度の充実というよい種をまいても肥沃な土壌(開かれた組織風土)や丁寧な手入れ(コミュニケーションの質と量)を行わなければ、花を咲かすどころか小さな芽を育てることも難しいでしょう。
働く人と働く職場・組織に根づくこのような意識を変えなければ、働き方改革は成功しません。働き方改革は、制度設計と同時に組織風土や働く人の改革に取り組むことも不可欠です。

もし、働き方改革の成果がでていないのならば、上記3つのどれかにあてはまっていないか、再点検してみてください。

働き方改革成功企業 5つの共通点

働き方改革に成功した企業、ではどのようなことが起こっているのでしょうか。クオリアがこれまでサポートしてきた企業には次のような共通点があります。

  1. 残業時間を削減し、売上げや業績も向上している
  2. 業務効率化だけではなく、付加価値向上やイノベーションを生み出す環境づくりに力を入れることで生産性を向上させている
  3. 職場の心理的安全性が高まり、コミュニケーションなど関係の質が向上している
  4. これまで活躍しにくかった「制約社員」のモチベーションがあがり、活躍の場が広がっている
  5. 小さなアクションがどんどん実践され、社員がよい変化を実感できている

働き方改革を実現した企業では、社員は会社への誇りや帰属意識、貢献意欲を持ち、組織は社員の知恵やアイデアによって生産性向上やイノベーションを実現しています。
働き方改革は、社員と組織の間の好循環をもたらしているのです。

社員と組織のWin-Winをもたらす働き方改革


社員と組織のwin-winをもたらす働き方改革

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働き方改革 クオリアのアプローチ

働き方改革は、働く職場の改革と働く人の改革の両輪で進めることが重要です。
クオリアでは、実効ある働き方改革に向けて5つのステップで支援します。


ステップ1 現状把握・分析
組織と個人を3つの視点で見える化します。
①データ・数字 ②制度・仕組み ③組織風土・意識
*ヒアリング、フォーカスグループインタビュー、ステイクホルダーインタビューなど、当事者や現場の声を丁寧に拾い上げます。
ステップ2 行動計画策定
課題を整理し、4つの視点で行動計画を策定します。
①緊急度 ②重要度 ③難易度 ④効果性 
ステップ3 推進体制の整備
社員主体のワーキングチームやプロジェクト全体の計画立案から立ち上げを
支援し、具体的な推進施策を検討します。
ステップ4 実行
プロジェクト運営のサポートや、意識改革のための講演会、研修、ワークショップの企画運営を行います。
ステップ5 定着・改善
測定可能な指標の作成を支援し、成果の見える化を行います。
取組内容のチェックと改善、見直し

また、アクションフォーを活用し、職場単位、チーム単位による働き方改革に向けた意識と行動変容を支援します。アクションフォーは、時間や場所を選ばずに気軽に社員間のコミュニケーションをはかると同時に、働き方改革に向けた目標達成や行動促進を支援する機能があります。また、働き方改革・ダイバーシティの専門家が丁寧にサポートするため、最後まで楽しく結果にフォーカスしながら、働き方改革に取り組むことができます。社員数が多く部門や地域によって取り組みにばらつきがある、とお悩みのご担当者様は是非ご活用ください。


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