ダイバーシティな日々


新年度を迎えるこの季節は、なぜか毎年絶賛お悩み受付期間(って、別に受け付けているわけではないのですが、なぜか相談にやってくる人が多いのです(^-^;)
今日も今日とて、ある女性から「5月から産休に入るのですが、会社の対応にショックを受けて」という相談メールが飛び込んできました。

「復職がスムーズにいくか不安で、育児が落ち着いたら育休中に少し仕事をさせてほしい、無理ならメールで情報だけでも欲しい」と伝えたところ次のような回答がきたとのこと。

「育休に入る人はいつ戻ってくるかわからないので、メアドはなくなるほか、自席の荷物も全て持ち帰り、仕事は一切出来ない」

これまで真面目に働いてきたのに「いつ戻ってくるかわからない。本当に戻る人にしか支援しない」と言われるとは情けない、愕然としました!という彼女。

最近の企業の対応について伝えたところ少し気を取り直し、資料(女性活躍推進法、新聞、労基署相談結果、親会社の支援策、育休中の支援プログラム(wiwiwの情報))をもって総務部長と再び面談しましたが、結果は、またも撃沈。

「(制度については)君が頑張って復職したら考えよう。復職が決まった人しか支援できないし、(復職支援プログラムは)上司の負担が大きすぎるのですぐには無理」という回答だったそう。

彼女の状況は、多くの産休・育休中の女性の悩みと共通すると感じました。
実際はどうなの?とFBで問いかけると多くの方から体験談やご意見いただきました。

  • メールアドレスや会社支給の携帯電話は返却?
  • 自分の私物は持ち帰り、席(机)はなくなる?
  • 育児中に仕事(業務)を行うことはNG?
  • 育休中の会社の情報共有はあり・なし?
  • 育休から復帰するにあたっての支援制度はある?(wiwiwやアルモのような復帰支援プログラムや復帰前面談、セミナーなど)

会社の規模や状況によって対応はまちまちですが、結構柔軟な運用をしているところが多いようです。

今回の件は、制度うんぬんの前に、「育児休業に入った女性は、本当に復帰する気があるの?どうせ退職を延長しているだけじゃないの?」という固定観念や、初めての育休取得者にどう対応していいか戸惑っている上司や人事の姿が透けて見えました。なんとも残念な対応をしてしまった彼らには、イクボストレーニングが必須ですね。
一方、復職への不安やあせりから一方的に自分の要望を伝えている彼女にも、情報収集や理論武装なしに会社と向き合う無防備さを感じました(まあ、多くの女性が直面して初めて考えることなのでしょうが)。

女性が当たり前に働き続ける現在。育休からスムーズに復帰し力を発揮できる組織にするために、できることはまだまだたくさんありそうです。

ちなみに、知人の育休後コンサルタントのHPにはいろいろ情報満載です。情報は力なり。覗いてみる価値ありです。

ちなみに、先日第2子を出産したばかりの娘は、無事保育所が見つかり4月から復帰するとのこと。1歳6ヵ月、2か月の二人の娘は春から保育所デビューです。
復帰後は、緊急ベビーシッターとして駆り出されることもありそうで、夫と二人で協力体制検討中。使えるものは、夫は当然ながら、親でも友達でもベビーシッターでも、なんでも活用するたくましさも必要ですね。


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