ダイバーシティな日々


WIREDという雑誌。時々おもしろい記事があって気になっていたけれど、今回ばかりは購入しないわけにはいかなかった。だって、特集が<わたし>の未来。デジタル時代のダイヴァーシティ なんだもの。

「ダイバーシティ」でも「ダイバシティ」「ダイバーシティー」でもなく「ダイヴァーシティ」というのもいい感じ。たった一つの文字の違いで言葉のイメージって変わるもんだな~。

ダイヴァーシティの重要性はいろいろなところで言われているけれど、WIREDの答えはシンプル

・世界はより狭く、より近くなっているから
・社会が多様化してしまったから
・それは、あなたの問題だから

少数派と多数派、マネジメントする側とされる側、多様性を受け入れる側と受け入れられる側 二項対立はもはや意味をなさない時代。みんなのダイヴァーシティ みんなのインクルージョン そんな視点で問い直すと世の中の見え方が変わってくるかも。

ダイヴァーシティ それは私たちの問題。

ダイヴァーシティを実現する6つの方法は、これまでのダイヴァーシティ浸透の4つのプロセス(排除・同化・分離・統合)よりもずっとわかりやすい。


TYPE1 形式的ダイヴァーシティ とりあえず不平等な制度をなくしてみるというきわめて消極的な取組。マイノリティの問題は個人の問題に帰結し、権利の主張は無力化される。
TYPE2 分離型ダイヴァーシティ 一定割合まで多様性を増やし、分離して受け入れる。マイノリティの参加を促進しているものの、格差は維持され続けている。
TYPE3 消費的資源管理型ダイヴァーシティ マイノリティを安価な「資源」と考え、組織の補充的人材と位置づけられるため、同化主義的な傾向が強まる。
TYPE4 積極的資源管理型ダイヴァーシティ マイノリティから優秀な「資源」を取り出し、社会的な「有用性」を基準としてダイヴァーシティを価値づけるため、差異の「序列化」が生まれ、マイノリティ間の断絶が深まる可能生がある。
TYPE5 ショーウィンドウ型ダイヴァーシティ ダイヴァーシティをブランド化し、PRやCSR、ブランディングとして積極的に活用する。ハッピーマイノリティのイメージが先行し、そこにそぐわない人々を抑圧してしまう点で問題点が残される。
TYPE6 変革ツール型ダイヴァーシティ 最も理想的なかたち。ダイヴァーシティをイノベーションをもたらす契機ととらえている。差異を完全に包摂する、互いに尊重する、コンフリクトを積極的に活用するといった特徴があるが、それを実行できている組織は稀少。変革ツール型実現に向けたカギは 「公正性」にある。

めざす姿が曖昧だから、女性活躍とかワークライフバランスとか働き方改革、ダイバーシティをそういう目先の課題ばかりに力を入れてしまうのか。変革ツール型ダイヴァーシティに本気で取り組む企業の出現をお待ちしています。

PS.せっかくお気に入り登録しようとしたけど、日本版WIREDは2017年12月号で休刊だそうです。ちょっと残念。